反省次郎

「反省」次郎の二代目が他界した。
太郎さんがふと「あいつは幸せだったのだろうか」とつぶやく。

巷のペットブームとは裏腹に
あそこまで面倒をみていたにも関わらず、そこにはやりきれない思いが存在した。

最近、犬を飼い始めて、よく飼育本を読むのだが
まず「ペットはしゃべることができません」という書き出しから始まる。

お腹が減った、足が痛い、ねむい...など、犬がいワンとすることを
ワンだのクゥーンだの数少ないボキャブラリーと表情から
飼い主は伺うしかないのである。