丸平隊

丸平隊

前日の夜、知人からの「手伝わない?」の
誘いの電話が動機であるから
ものすごく不純なのだけど
平ちゃんの選挙運動のお手伝いをする。
巣鴨→池袋→光が丘→浦和→大宮
と市街地をバスで移動しながらのビラ配り。
 
政治・経済の授業を一度も受講して
いないことが証明しているように
興味が無い訳ではないが
特に政治に対しては傍観者である。
そんな僕が丸平の文字がプリントされた
黄色いTシャツを着て、街行く人々に
「宜しくお願い致します!」とビラを
配るだけで、あたかも己が自○党の
一員になった体験となる。
 
おやじどもから「自○党は嫌いだ」と
野次が飛ぶ。「頑張ってね!」と
応援の声をかけて下さる女性は
どこか扇千景議員似であるという共通点。
(自○党ではないけど)
「無理に決まっている、何も変わらん。」
「税金を無駄に使いやがって。」
「本当に日本を変えてくれるの?」
なんて声が次から次と飛び込んでくる。
反面、8割以上の人々が
全く興味を示さない現実もある。
一人一人ミクロの願いや感情が
積み重なりマクロの印象となる。
なるほど、日本を知る一番の
近道なのかも知れない。
 
また同じ日に様々な市街地を回る
のも楽しい。普段行かない大宮には
まだガングロ系がいることに
カルチャーショックを受けた。
なるほど路線の視点で、
彼ら彼女らにとっての都市は池袋であって
渋谷は行きづらい。つまり渋谷と池袋の距離が
流行伝達の壁となり5年前の渋谷の風景が
こうして時間差で再現されているかの様である。
青春18切符で鈍行で日本列島を横断するとき
に感じる方言の伝達と全く同じ現象だ。
 
夜20時、選挙管理委員会で設けられた
時間制限通りにビラ配りを終了し
帰りのバスでは拍手喝さい。何だろう
この充実感。事務所でおいしいお弁当に
新鮮なぶどう。そしてめちゃくちゃ
おいしいロールケーキなどを頂戴して
1日お手伝いしただけなのに
帰る際は「お疲れ様でした!」と全員で
拍手される。いやぁ、いいな選挙。
とても勉強になりました。