2004-11-16 中途半端なポエム。 バナジウムの文字に10円余計に出す都会生活。 トマトジュースを飲んでは排気ガスを吸う。 満員電車の中で田舎の空き地を思い出す。 そうか刺激を求めてこんな窮屈な場所にいるんだ。 寂しいからここにいるんだ。 でも、吊り革に伸ばされた挨拶抜きの隣人の 腕に巻かれた腕時計から朝の時刻を確認しては 降りたホームからオフィスのエレベーターへと 走り急ぐ。吐く息は白く。雲一つない空。 気付くことなく、今日も地球の引力に反発した箱の中。