横浜大さん橋国際客船ターミナル

大さん橋

前々から建築的に騒がれていたし、行きたいと思っていたのだが、
あまりにも偶然の出会い。

場所を確認せず、航さんの卒業作品が展示されるというので、洗濯が終わった11時ごろ
行こうと思って鯛中と椎野に電話すると、もう既に向かっているという。

それならば、おらも仲間に入れてということで急いで、初めてみなとみらい線に乗って中華街へと向かった。

中華を食べて、大魔神が凱旋登板するらしい横浜対西武のオープン戦でも横浜スタジアムで見てから
航さんの展示へと向かうという、なんともアバウトな計画。

その前に、みなとみらい線に対して一言。
横浜、船をイメージしたという斬新?なデザイン。

ひとまずきれいなのは良いのだが提案が2つ

 1)車体にもっと大きな窓が欲しい
 2)発車予告のベルが普通すぎて台無し

せっかく個性的なプラットフォームを創ったのだから車内から
それが伺える仕組みが欲しいと思ってみた。さらに船のイメージなら
発車予告ベルを船の汽笛にするとか、海の音、かもめの鳴き声とかをBGMに流すとかもっといい空間に出来んじゃねーのと思ってみた。
ま、言うのは簡単だけどさ。なんか「はい、つくりました」「つくりゃいいだろ」みたいな冷たさを感じてしまった訳だ。

いい試みなのに残念。

さて、渋谷から丁度「BEAMS戦略」の第2章から第3章に進もうと思った瞬間。
みなとみらい線は終点の元町・中華街駅へと到着。

思わず北朝鮮防空壕装備の地下駅を思わせる巨大なドームに「蜘蛛の糸」ごとく1本のエスカレーターが中央に流れる。
拡声器を持った案内ガードマンが3人ほど適材適所で「中華街へお越しのお客様はこちらです」と誘導しているところをみると
雨にも関わらず、これだけの人混みは予想されていたものなのだ。

適当に椎野のガイドのまま1人2000円の中華ランチを食べて
鯛中が「スイート・シーズン」に出てきた豚マンが食べたいと探すが
見付からず、横浜スタジアムへ。分かっていたが雨天中止。
さびしそうに西武ライオンズの機材運搬トラックが埼玉へと引き上げていく。

そんな雨天模様をスターバックスのマシュマロモカを飲みながら
一服ついたところで航さんの展示場へと向かう。

上海を思い浮かべるような広い歩道を歩きながら
みうらじゅんが喜びそうな裸の女性像などを見物してとことこ歩いていると、なんかどっかで観たことのある流線型が見える。
全て直線の木材なのに、なめらかな流線型を描く大さん橋だ。

思わず「これ知っている。一度来たかったんだ。」と話すも
椎野から「どうも、この中らしいですよ。」の応え。思わず「へ?」とうれしいやら、いきなりで困惑したやらの返事。
たまたま会場が横浜大さん橋国際客船ターミナルの中にある大さん橋ホールで。
思いもよらない出会いとなったわけだ。

この建築物について今さらおらがどうこう語る必要もない。
雨で屋上にだーっれもいないので、「気持ちよかった」これが全て。
ひとまず、雨降る大さん橋国際客船ターミナルのど真ん中で大の字になり
「幸せ」な気持ちを表現してみた。

ちなみにこの下で航さんの卒業作品は10分ごとに静かにガラス砂を落とすのであった。