でも、やっぱりミロが好き♪

好きだ、ミロ。
といっても画家のミロじゃなくって
日本の男の子であれば
(女の子も飲むのかな)
誰でも飲んだことがある
そう、ミルクに粉を溶かして
飲むミロのことである。
自動販売機で
たまーに大塚製薬のもの
を見かけると、カロリーメイト
横にあるミロ缶を発見。
たいていの人はその
小ささに驚く190ml。
さらに、130円。
そう小さくて、サッカー少年
とかのイラストが描いてあるのに
隣の340mlのカテキンウォーターよりも
ポカリスエットよりも、ステビアよりも)
10円高いことに驚く。
だから誰もミロ缶なんか買わない。
しかし、僕はあえてそのボタンを押す。
まるで、オヤジが銭湯で
お決まりのように、フルーツミックス牛乳を
腰に手を当て、ぐぐぐと飲み干す
かのように。
あのどことなく粉粉感が溜らない
なんて思いながら
小さいミロ缶を堪能するのだ。
一回、試しにオートミールに入れて
(絶対おいしいと思ったのに)
失敗したことがあるけど
最近だと、スゴイダイズだとか
マサイの戦士とか、野菜の戦士とか
ぐっとくる飲料水が沢山あるのだけど
でも、やっぱりミロが好き♪

そうそう、大塚製薬といえば
10年ほど前の出来事。
当時、ポカリスエットの妹分
ステビアも陰りが出始めたころ。
その名も「エネルゲン」なる
黄色い怪しいスポーツドリンクを
開発した。体脂肪を燃やして
エネルギーにしてしまう。
丁度、赤いアミノ酸アミノバリュー
黄色くした感じ。
どの大会かは忘れたが日本で
行われた国際女子マラソン
大型スポンサーとして
ばりばり「エネルゲン」を宣伝していた。
『本日は、今大会のスポンサーでもあります
大塚製薬「エネルゲン」が
全ての給水ポイントに置かれ
選手が自由に飲めることになっています!』
なんてアナウンサーが力む。
いざ、レースがスタートすると
白人ランナーが最初からハイペースで
ほぼ独走状態。
その人が飲むわ飲むわ
給水ポイントの「エネルゲン」を
いくらタダだからって
まるで大塚製薬から飲んだ分
ロイヤリティーが入るかのようにがぶがぶ飲む。
これで優勝したら
大塚製薬万々歳だろうと思って
見続けていたら、あらーペースダウン
あらー抜かれちゃった。
あらーリタイヤかいっ!
ものすごくお腹を痛そうにする白人ランナー
がスタッフに保護され途中棄権するシーンが
ばっちり全国生中継されてしまった。
おそらく、「エネルゲン」は西欧人の体質には
合わなかったのだろう。
それ以来、大塚製薬が国際マラソン
スポンサーになっている姿を未だ
観たことがない。
でも、やっぱりミロが好き♪

※中山は大塚製薬の大ファンである。