仕事はじめ

2004年、1週間足らずの冬休みを終えて
休まったのか、疲労がたまったのか
分からない身体に鞭打ち
いまだ憧れである社長の年始の
挨拶を聞きに本社に行く。
昨年のアテネオリンピック
平面ディスプレイとDVDレコーダー
の普及率を高め、2008年度の
北京オリンピックにはおそらく
全種目から自分の見たい競技を
オンデマンドで見る時代に突入
しているだろう。日本は50代が世の中を
動かす時代へと突入している。
さまざまな変化に伴い、これに対応できる
企業のみが生き残るわけだ。
さらに2010年には過去最高規模の
上海万博が待ち構えている。
日韓ワールドカップが韓流ブームの
火付け役であることを振り返れば
中国が世界の中心になることは
明白の事実である。株と言語が
注目され、世界のセメントの40%が
中国で消費されている。

一方、日本の現状は少子化が進み
労働力は落ちる。落ちるから作業は
細分化され、ますます分業化
されていく。企業は利益を出すために
労働賃金を抑え、いわゆる
人脈もきっかけもないフリーターが
機械の歯車のごとく消費されていく。
一方その歯車を動かす、いま風に
言えば勝ち組との貧富の差が激しく
なり、だからこそ教育が重要となる。
ここでは学校教育のことではない。
生きて行く上で必要な生活力を
養う教育である。さらにものごとを
動かす企画力が必要不可欠である。
つまり見切る力と出来る力に集約する。
企画とは盛りだくさんではいけない。
何でも手に入る時代だからこそ余計な
情報を削ぎ落とし、ピカピカに磨いた
シンプルなものにまで見切らなければ
いけない。実現できない企画書は紙切れ
同然である。出来てはじめて企画と
呼べる。まさに変化に順応できるかが
この3年の鍵となるであろう。
さぁ、いざ勝負。