決意

モノの時代情報の時代人間らしさの時代
そろそろ己のプロジェクトに取り掛かる。
以下、その基礎となっている書を紹介しよう。
 
【主題】いちばん大事なこと―養老教授の環境論 養老 孟司 (著)
いちばん大事なこと ―養老教授の環境論 (集英社新書)
おなじみ養老先生が、虫、都市化、身体、歴史
などの視点から環境問題について切り込んだ書。
「環境問題は最大の政治問題である」とどんな
環境書よりも的を得ている。これから人類が
真正面から向き合わなければならない問題・課題
であり、日本の若者はこの識者からのメッセージを
真摯に受止めなければならない。
 
【本質】簡素な生活―一つの幸福論 Charles Wagner (原著), 大塚 幸男 (翻訳)
簡素な生活 (講談社学術文庫)
100年も前に書かれたものなのに。だからこそなのか。
人間の本質にまで到達している書。
この100年、複雑なものに惑わされた人類が
いかに本質を見失っているか明白となる。
「簡素」や「質素」という言葉を聴いて
マイナスなイメージしか思い浮かばない人に
是非、読んでもらいたい大切な書。
 
【行動】手仕事の日本 柳 宗悦 (著)
手仕事の日本 (岩波文庫)
民藝運動の提唱者でもあった柳宗悦
日本各地に残る手仕事を懇切丁寧に紹介した
貴重な書。人間の叡智は人間の身体によって
しか受け継ぐことができない。
ヨーロッパにおけるブランド構築に
多大なる影響を与えたジャポニズム
自然との対話が必然であった日本だからこそ
築くことのできた宝物の記録。