休日満喫

★「ASIMO
http://www.honda.co.jp/ASIMO/
実物のASIMOを見に行く。まぁ、腕のみとか上半身のみとか
配線向き出しの愛嬌すらないロボットがわんさかいた
1985年のつくば万博から比べればものすごい進歩である。
二足歩行はもちろんのこと相手の動きを自ら察知して、物まねしてくる。
初対面の人間とボディーランゲージが出来るわけだ。
しかし20年の歳月をかけても、これまでかという見方も
出来なくもない。それだけ人間という身体が複雑なのである。
 
★「ルイ・ヴィトン〜時空を超える意匠の旅展」
http://www.roppongihills.com/jp/events/i8cj8i000001bw5c.html
モノグラムのルーツを知る。テレビ番組と、いくつかの書籍で
そのルーツの予備知識はあったものの、ここまで緻密に
アール・ヌーヴォー、ゴシック、ジャポニズムからの影響を
ストーリーだてて体感できる展示はあまり類を見ない。
ヴィトン家で実際に使用されていたタイル模様から、
日本の工芸品がヨーロッパで認識、評価された1867年パリ万博
における展示品にまで及ぶ。
 
★「アーキラボ〜建築・都市・アートの新たな実験展」
http://www.roppongihills.com/jp/events/i8cj8i000001akdv.html
1970年の大阪万博で描かれた21世紀は幾何学な建物が乱立していた。
ところが、いざ2000年を超えた現在、その30年ほど前に描かれた
図からはまだ遠く、むしろ無味乾燥な都市であることはもう1年以上
展示され続けている「森都市未来研究所」を見れば一目瞭然である。
建築は、資金がかかる上に失敗の許されない領域であるためであろう。
故に、実験展からは脱現実主義的な建築界の決意みたいなものさえも
感じることができた。人体の適応能力を再認識できるような膨大な
提案。建築家は間違いなく先を見ている。
 
★「スーパー・サイズ・ミー
http://www.supersizeme.jp/
今年の愛知万博の飲食施設は25店舗入るそうだが、テーマに沿った
12店舗は既に確定している。ところが、残る13店舗は一般公募であるらしい。
http://www.expo2005.or.jp/jp/N0/N2/N2.1/N2.1.3/
残念ながら、ほとんどが余所者であろうと想像する。マクドナルドやら、
ケンタッキーやらが並ぶのだろう。日本が誇るファースト・フードである
回転寿司はあるらしいが、立ち食い蕎麦、讃岐うどん、おにぎりなどにも
頑張ってもらいたい。あるいは、開き直って、思いっきりアメリカナイズする
のはどうだ。TACOBELLやら、IN-N-OUTなども入れて、BUGER KINGにも
この際ぜひ復活してもらって。と逆切れしてみたが。
 
本来であれば、資源問題、食糧問題への対策を模索すべく、自給自足の提案
だの、今回の万博にはもっと真剣に「食」について追求して欲しい。
世界の「食」を楽しむ。そんな幸せボケなことを世界規模のイベントで
やっているから協議会での説得力も無くなるのだ。輸入最大国らしく
アメリカ産、オーストラリア産、国産それぞれの牛丼屋を開店させて競わせ
結果をアメリカ政府につき返すなど。世界で最もエネルギーを浪費している
国と、おそらくその規模すら軽く越すであろう国に、日本の立場を
アピールする絶好の機会だと思う。そのぐらい強気なことをそろそろしても
いい頃合では。
 
と万博つながりでまとめてみたが、支離滅裂。