自己嫌悪

昨日六本木ヒルズで悲しい事故が起きた。

六本木ヒルズがなければ、6歳の少年は...。

6歳からの自分の人生を振り返ると...。

語れない。

何も言葉が出てこない。

六本木ヒルズに関わった一人の人間として

人を幸せにする街を創ろうと。

でも結果として、1人の人生を奪ってしまった。

自分のエゴとの闘い。

とはいえ、こう思っている瞬間も

地球の裏側では同じ人間同士が恐怖に怯えながらも

銃弾を発砲し、すさまじい命の奪い合いが行われている真実。

人は忘れることが得意な生き物。

戦争で人は傷つき、そして忘れる。

誰も求めていない。でも戦わなければならない。

本当にそれしかないのであろうか。

当事者で無いからそんな悠長なことが言えてしまうのだろう。

幸せぼけで、どうしようもない。

誰が偉いなんてどうでも良い。

決して誰も偉くなんかない。

でも偉くなりたい自分がいる。

己を正当化しようとするから人を傷つけ罵るのか。

6歳の少年の人生は戻ってこない。

「かわいそう」という言葉がとてつもなく冷たく聞こえる。

これから「エレファント」を観る。

それは僕にとって必然の流れだ。