国益と国格

ありませんね。
テロリストの卑劣な脅しに乗ってはいけない。
一刻も早く無事に解放されるよう、政府として全力を挙げる必要がある。
最悪の場合を迎えるにしても、やるべきことはやっていただきたい。
いくら『全力でやっている』と言われても、我々とは温度差がありすぎて話にならない。
痛い目にあっていないだろうか。
あと2日しかない。
人質を見殺しにするな。
今回の事件を起こした最も大きな責任は自衛隊派遣を強行した日本政府にあることは明らかだ。
高遠さんはストリートチルドレンたちを体を張って助けようとしていた。
民間人がイラクに入ったから悪いのではなく、自衛隊イラクに入ったのが悪い。
本当に平和と復興を望むなら、今すぐ撤退すべきだ。
すべては小泉首相の間違ったイラク戦争支援から起きた。
小泉さんは勇気をもって間違いを認めるべきだ。
イラクに出発する前夜、携帯に電話をすると、今井君が大泣きした。
『恐ろしいと思うけど、僕はみんなに危険を知らせるために行くんだ』と話していた。
答えに迷う人が多いが、イラクの状況を説明すればこちらの主張をわかってもらえる。
人質は24時間以内に解放される。
ありがとう。
テレビのテロップを見て家族のみなさん、大変喜んでます。
いろんな形で力を貸してくれた方々にお礼を言いたい。
想像を絶するニュースだった。
まだ24時間は相手側にカードがある。
予断を許さない。
冷静に何をすべきか模索しているところです。
言葉にできないほどの安堵感を感じる。
しかしながら無事な姿を確認するまでは不安は依然ぬぐえないのも事実です。
まず世界中の人々に混迷、困惑をもたらしてしまったことを心からおわびします。
劇的に状況が良くなったことに心より感謝します。
報道は涙が出るほどうれしかった。
ただ、本当の顔を見るまで安心できない。
3人が無事に帰ってくるまで、もう少し皆さんの力を貸して欲しい。
最後まであきらめない。
元気で帰ってくると思う。
見殺しにしないでください。
時間がありません。
イラク派遣を疑問に思う現職自衛官は多い。
彼らを支える運動をしたい。
あなた方が人質にしている3人は、純粋の民間人でイラクの友人です。
自衛隊もこのために派遣されているのです。
人質に少しでもリスクのあるものは外してほしい。
犯人側の反感をあおることは絶対にしないでほしい。
市民の国際的ネットワークが解放に向けて努力しているのに
日本政府が自衛隊派遣を正当化することは占領の正当化ととられ
イラク民衆の感情を逆なでする。
助けてください。
お願いします。
何とか私たちの声を首相に聞いてほしい。
これだけの署名があるんです。
状況は何も進展していない。
一刻も早く家族の無事な姿を見せてください。
ぬか喜びはいけないと思って、こらえて待ってます。
でも、どこからも確実な情報は入ってこない。
本当に戻ってくるのでしょうか。
あまりに情報が多すぎて混乱している。
これって本当かな、本当なのかな、とずっと裏切られている。
外務省の公的な見解や解放された映像が流れるなど確実な情報が入るまでは……。
早く帰国して、母と祖母を安心させてほしい。
家族が会見に出てくるのは勇気があると思う。
イタリアでも今後、軍の撤退論が増えるのではないか。
フランスではテロ被害者の家族は政府の支援を受ける。
小泉純一郎首相が家族に会うことを拒否したことに、仏国民はショックを受けている。
家族の活動には感動している。
何で批判があるのか分からない。
なぜ18歳を危険な場所に行かせたのか。
年は18だが、大人の責任で行った。
息子を誇りに思っている。
世界を救おうという理念は尊敬するが、3人の行動が世界に平和をもたらすとは思えない。
政府の対応に満足かどうか、質問に答えないのも彼らの権利だ。
ニュースがないので、今日は会見の内容は報道しない。
事件では、家族のリアクションと政治的な側面を報道してきた。
私もイラクで取材したいが、今のイラクは世界一の地獄。
私だったら行かない。
事件で派遣反対の意見が再び強まるだろうが、それがフェアなのか分からない。
イラクには強い者が弱者を助ける素晴らしい文化があるので、必ず再建できる。
長期戦になることを考え、根気強く全力でことに当たる。
人命救出のため、犯行グループの要求を最大限受け入れるよう政府に働きかけること。
情報の開示。
3人が世界中を困惑、混乱させていることへの謝罪や、政府が全力で当たっていることへの感謝などを伝えたい。
日本人の人質のことばかりは報じられない。
拘束は自己責任。
何を言われても返す言葉もない。
真摯に受け止めたい。
日本中のみなさんにご迷惑、ご心配をかけ、本当に申し訳ありません。
3人の命が大切です。
どうか暴力を使わず、早く解決していただきたい。
自衛隊撤退という選択肢を最初から捨ててかゝり
一顧だにしないという不思議な態度
こゝ四日間の世の中の動き、小生の頭では整理つかぬまゝ、
しかし、鋭い痛みと激しい怒りでいっぱいです。
国益はたしかに大切ですが、しかし『国格』――人格に相当する国格は国益に勝る一国の尊厳だと僕は思います。
国益を重視して、人質を救出する最大の選択肢を最初から放棄してしまうこと。
いかなる理由があろうとも、政府のとった今回の態度には、激しい憤りを覚えます。
あらゆる面子や利害関係を捨て、人の命を考えて下さい。
家族にまったく会おうともしない小泉首相の姿勢はおかしい。
3人の救出のため、もっともっと地元から声を上げていくべきではないか。

※全てイラク邦人人質事件に関する記事から発言のみを抜粋。

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小泉純一郎首相は3月27日夜、東京・六本木の六本木ヒルズ森タワーを訪れ、
男児が自動回転扉で死亡した現場で献花した。
首相は現場に着くと、溝川涼君(6つ)の命を奪った回転扉をじっと見詰め、
扉近くの机の上に花を置き深々と二礼、涼君のめい福を祈った。
記者団にコメントを求められても無言で、終始厳しい表情だった。

イラク邦人人質事件の12日前の記事から抜粋。