「24」の着メロ。

僕にレンタルのいろはを教えてくれた会社の先輩の
話であるが
「24」の内線音を着メロにするくらいウザイことはない。
どうウザイかというと
会う人会う人に、電話を鳴らしてはその着信音を聞かせ
「いいだろう」と自慢する。
おまけに、こっちは資料作りで忙しいっちゅうのに
その都度、「中山、電話」と目で訴えてくる始末。
僕も僕で、断ればいいのだけど
そんな31歳のおっさんを見ているのが楽しくて
ついつい電話を鳴らして、2コールめに電話を切るのだ。
試しに正の字をメモして数えてみたが、
昨日の夜遅くからかれこれ13回は確実に鳴らしているようだ。
そうか、生活提案ってそういうことだったのか。
(なんか違う)
「24」の内線音を着メロにするくらいウザイことはない。
どうウザイかというと
電車の中でその着信音が鳴っちゃったら
「24」を見た人であれば確実に振り向く。
つまり、車中「24」視聴率を
何人振り向いたかで調べることができてしまう訳だ。
話をその得意げな先輩に戻すと
外部から電話が鳴ったら、鳴ったで
背筋をぴんと伸ばして、携帯を右手にわざと出るのを遅らせて
周りの人がどっかで聴き覚えのある
音だなと振り向き、視線が注がれるのを確信してから
すまして「はい!井○です!」なんて出やがる。
そうか、生活提案ってそういうことだったのか。
(なんか違う)