かつてのプロ野球というと、わくわくしたものだ。
親父が後楽園のチケットを買ってきてくれた夜は
眠れず、2週間も先なのにてるてる坊主を作って
お祈りまでしてた。
 
そこには中畑がいて、篠塚がいて、原がいて
河埜がいて、ホワイトがいて、松本がいて
スミスがいた。そして江川の球を山倉が受けて
角が最後の回を締めくくっていた。
監督の王が代打の泡口や山本を告げていた。
 
しかし、残念ながらあの輝きはもうない。
歳をとっただけのことだけど
「昔は良かった。」と親父の口癖が
だんだんと分かってしまってどうしようもない。
 
時代は変わる。所詮そんなもの。
1リーグ制、どんとこい。
正直、サッカーの方が断然面白くて悔しい。
いつまでも「夢」であって欲しい。
そう願う。