焼肉奉行

人を見るとき焼肉がいいらしい。
注文する肉のセレクトだったり。
キムチや野菜のバランスだったり。
肉の焼き加減だったり。
焼き上がった肉の配分だったり。
飲み物のおかわりのタイミングだったり。
ビビンバとスープを注文するタイミングだったり。
冷麺は注文するかしないかだったり。
何かと慌しい中で
その人なりの立ち居振る舞いが
もろ見えてしまう。
 
ちなみに上司の好物は
レモンのきいた炭酸水である。
ちなみに炭酸水はペリエである。
そんなことここに書いても何にもならない
のだけれど、相手をもてなすこと
すなわち、これはデザインだなぁと思う。
これをすると相手が喜んでくれることを
当たり前にようにやる。
当たり前のようにする。
意外とこの「当たり前」が難しい。
 
別に昨日の大学時代の友人との
久々の再会が焼肉であったから
このことを書いているわけではないのだけど
昨日は焼肉でよかったなぁと思う。
相手を感動させることにどこまで
真剣に突き詰めていけるのか。
ビジネスであろうとプライベートで
あろうと。人として真面目に生きる。
最近この「真面目」という言葉の
僕の中での意味が変わりつつある。
 
巷で言う「真面目」な人とは
むしろつまらない固い石(意思)の
ようなものを想像する傾向にある。
少なくとも僕はそうであった。
「真面目だよね」と言われる度に
その生き方事体を訂正したい衝動に
かられてきた。しかし、今
僕にとっての「真面目」とは「真剣」
と言い換えた方がいいのか
相手と面と向かってしっかりと
コミュニケーションする。もちろん
そこにはユーモアがなければならないし
相手を感動させ、楽しませなければならない。
 
とっても大変なことなのだけれど
このこと事体を「真面目」に生きること
と30代に突入した己に定義付けてみた。
これを書いた瞬間。「えー、じゃあれは?」
なんて疑問の箇所が沢山走馬灯のように
脳裏に蘇ってくる矛盾だらけだったり
もするのだが、決めた。今日決めた。
もっと、とことん、しつこく、
「真面目」に生きてやろうと。時として
傷つくこともあるだろう。でもこの年齢に
なると自分崩壊も大歓迎である。むしろ
既成概念を壊したい。壊れてみたい。
別にMではないがSでもない。
 
そんな矛盾だらけが人間らしいと思ったりも
する。あー、また支離滅裂な文章だ。
あー、お昼だ、あー、ご飯でも食べて。
あー、銭稼ぎましょう。ほどほどに。