免許の更新

前夜が緊急業務で徹夜だったため
さすがに今日の午後は半休をもらって、免許の更新にいく。
 
三茶の世田谷警察署の更新所に初めていったが、
機械はハイテク、運営はシルバー。
これからのニッポンを象徴するかのよう。
 
まず、申込み用紙。
なにやら入り口に、表と裏の向きが手書きの紙で
貼られた機械に更新が切れる免許証を縦に入れると、
隣にあるプリンターから免許証のコピーされた
申込み用紙が出てくる。
 
わざわざ免許証の番号を手書きで記入する必要は
ない。なるほど、上司がノーミスになる環境を
自ら作り出せとはこのことかと納得しながら
申込み用紙に名前と性別、生年月日、そして住所
を記入して、なんだか風呂屋の番台のような受付で
おじいちゃんから手数料支払い済みの印紙をもらう。
 
視力検査の横の受付でおばあちゃんに今の免許証を
提出すると失効手続をしてくれた。隣の部屋では
新しい免許証の写真撮影。こちらも「背筋を伸ばして」
とおじいちゃんがパシャリと撮ってくれる。
 
最後は講習。講師はなんとさっき写真を撮ってくれた
おじいちゃん。「さきほど写真撮影で使っていた機械は
ミノルタ製なんですよ。」なんていらん薀蓄教えられて。
「それでは今月2日に出来立てのビデオを見て頂きます。」
といって明らかにDVDを起動する。
 
18分ほどのビデオが終わると
出来上がった免許証を渡された者から終了という流れ。
完璧すぎる運営に、出来立ての免許証を眺めながら
なんだか初夏の爽やかな風を受けて、すがすがしい
気持で帰宅した。